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み言葉のいづみ

愛に基づく御言葉

2009-09-01
千代崎 備道

主は遠くから、私に現れた。
「永遠の愛をもって、わたしはあなたを愛した。
それゆえ、わたしはあなたに、誠実を尽くし続けた。」
(エレミヤ書31章3節)
 
  言葉が信頼できない時代です。様々な種類の詐欺がニュースを賑わせています。嘘の商品
表示があります。嘘と真実を見分けることが出来ないと生きていけない社会は、決して人を
幸福にしません。言葉が信頼できなくなるのは、言葉の背後に自己中心があるときです。自
分の利益のためなら嘘をつきます。自分を正しいと主張するためなら事実をねじ曲げてしま
います。偽りの言葉はコミュニケーションを破壊し、人間関係に争いをもたらします。
  良いコミュニケーションの鍵は、お互いが相手を理解し受け入れようと努力する態度と、お互いが相手のためになろうとする動機です。言葉の土台は愛であるべきです。愛があるな
らば、誤解があっても、やがて分かり合えるようになります。表現の足らないところを思い
やりが補うのです。愛は全てを結ぶ帯です(コロサイ3章14節)。
  神様の言葉の背後には愛があります。語っておられるお方が愛に満ちたお方だからです。
御言葉を通して神の愛に触れたとき、私たちの凝り固まった心は融かされ、殺伐とした心は
潤されます。愛の言葉が私たちを造りかえ、人生を新しくするのです。神の愛を知り、それ
に満たされたとき、その人も愛による言葉を語るものとされるのです。
  聖書の言葉には難しいところがたくさんあります(私も分からないところがあります)。
でも、初めは理解できなくても、御言葉の背後におられるお方の愛を信頼し、読み進めてい
くと、だんだんと分かるようになります。勘違いして受け止めていたとしても、信頼をもって
読み続けるなら、必ず誤解は解けます。時間はかかりますが、継続して読むことが祝福につ
ながります。
  神様はあなたを愛しておられます。これまでの人生でも、あなたに真実を尽くしてきてく
ださいました。そのことを忘れないで、心を開いて御言葉に接するなら、聖書の言葉があな
たの心を満たし、実を結ばせます。神様の愛を忘れて読むと、厳しい言葉に裁かれていると
思い、救おうとされる神様の意図が理解できなくなってしまます。神様が愛をもって語りか
けてくださることを忘れないでください。
宗教法人日本ホーリネス教団
池の上キリスト教会
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東京都三鷹市井口3-15-6
TEL.0422-33-0018
FAX.0422-33-0061
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