み言葉のいづみ
実を結ぶまでの時間
2018-02-01
千代崎 備道
番人は答えて言った。「ご主人。どうか、ことし一年そのままにしてやってください。木の回りを掘って、肥やしをやってみますから。」
(ルカの福音書十三章8節)
あるぶどう園の所有者が、その片隅にイチジクの木を植えました。しかしイチジクの木が三年待っても実を結ばないのを見た主人は、ぶどう園の番人に切り倒すように命じます。しかし番人は「あと一年待ってください」と頼むのです。
一月にこの箇所から礼拝説教をしたのですが、この譬え話を読むと、神様は実を結ばない者を滅ぼしてしまう、恐ろしいお方のように感じます。でも、もし本当にそうならば、一言も言わないで滅ぼすはずです。エレミヤ書に出てくる陶器師は、気に入らない作品は即座につぶして新しい作品を作り出します。でも、この主人は、三年待ち、さらに一年待って、実りを期待しているのです。この譬え話も、背後には悔い改めて実を結ぶ者となって欲しいという神様の憐れみの思いがあるのです。むしろ、番人であるイエス様が「あと一年」と言って取りなしておられることが恵みです。
なかなか実を結ばないと思うことがありますが、何年かかるのでしょう。「桃栗三年、柿八年」と言うように、作物も種類によって結実までの時間は異なります。焦る必要はありませんが、無為無策でいるのも良いのでしょうか。結実に向けて一歩でも前進したいと思うのです。
実を結ぶまでの期間は忍耐の時です。でも、番人であるイエス様に目を向けるならば、手を入れ、肥料を与え、水を注いでいてくださいます。実を結ぶまでの期間は、イエス様に手と声を掛けていただき、交わりを持ち、恵みの水を何度も何度も注いでいただく時でもあるのです。ですから、信仰と希望を持って待ち望み、また主の御心に従って、私も少しでもお役に立ちたいと願います。
寒い冬は結実が望めない季節なのかと言えば、種類によっては冬や春に収穫がある作物もあります。また、リンゴの木のように、冬の寒さがあるからこそ、甘い実を結ぶ木もあります。実を結べないと感じる時期が、人生にも、また教会にもあるでしょう。でも、収穫の主であるお方を信頼し、御言葉によって信仰が成長するなら、厳しい季節も希望を持つことができ、また、そのような時だからこそ知ることが出来る幸いもあるのです。成長させ、実らせてくださる神様を信頼し、働きに励みましょう。
一月にこの箇所から礼拝説教をしたのですが、この譬え話を読むと、神様は実を結ばない者を滅ぼしてしまう、恐ろしいお方のように感じます。でも、もし本当にそうならば、一言も言わないで滅ぼすはずです。エレミヤ書に出てくる陶器師は、気に入らない作品は即座につぶして新しい作品を作り出します。でも、この主人は、三年待ち、さらに一年待って、実りを期待しているのです。この譬え話も、背後には悔い改めて実を結ぶ者となって欲しいという神様の憐れみの思いがあるのです。むしろ、番人であるイエス様が「あと一年」と言って取りなしておられることが恵みです。
なかなか実を結ばないと思うことがありますが、何年かかるのでしょう。「桃栗三年、柿八年」と言うように、作物も種類によって結実までの時間は異なります。焦る必要はありませんが、無為無策でいるのも良いのでしょうか。結実に向けて一歩でも前進したいと思うのです。
実を結ぶまでの期間は忍耐の時です。でも、番人であるイエス様に目を向けるならば、手を入れ、肥料を与え、水を注いでいてくださいます。実を結ぶまでの期間は、イエス様に手と声を掛けていただき、交わりを持ち、恵みの水を何度も何度も注いでいただく時でもあるのです。ですから、信仰と希望を持って待ち望み、また主の御心に従って、私も少しでもお役に立ちたいと願います。
寒い冬は結実が望めない季節なのかと言えば、種類によっては冬や春に収穫がある作物もあります。また、リンゴの木のように、冬の寒さがあるからこそ、甘い実を結ぶ木もあります。実を結べないと感じる時期が、人生にも、また教会にもあるでしょう。でも、収穫の主であるお方を信頼し、御言葉によって信仰が成長するなら、厳しい季節も希望を持つことができ、また、そのような時だからこそ知ることが出来る幸いもあるのです。成長させ、実らせてくださる神様を信頼し、働きに励みましょう。
